装置概要
本装置は、大型の雰囲気チャンバー内に加熱炉を配置し、試料のセットをする炉底台車は専用架台に載せ、試料のセットと出し入れが容易に行なえるようにしています。プログラム温度調節計による温度制御と、タイムシグナル機能によりガス導入が自動に行え、加湿ガスも選択スイッチで導入できます。
特長
- 気密構造となっており、速やかにガス置換が行なえ、各種ガス雰囲気を容易に保ちます。
- 信頼性の高い温度制御機器を備え、操作も簡単です。
- 保安機能が完備され、無人でも安心してご使用いただけます
- 高品質のアルミナファイバーボード断熱材の採用により、断熱効果に優れ消費電力が節約できます。
| 台車式雰囲気炉 仕様 | |
| 常用温度 | 大気中 1750℃ 雰囲気中 1400℃ |
| 最高温度 | 大気中 1750℃ 雰囲気中 1500℃ |
| 昇温時間 | 5時間 （at 1750℃ 無負荷、大気中) |
| 炉内寸法 | W450×H550×L1520 mm |
| 発熱体 | 二珪化モリブデン （MoSi2) |
| 雰囲気 | N2、N2＋H2（～3％）、加湿 |
| 真空ガス置換 | 油回転ポンプ、拡散ポンプ（排気)、自動置換 |
| 付帯機器 | 湯冷槽、加湿槽、露点計、結露防止用ヒーター、高真空排気装置 ピラニー真空計、電離真空計、圧力スイッチ、 |
| 制御部 | 自立型パネル |
| ヒーター容量 | 単相 140A 22.4ｋW 2回路＋28.0ｋW 1回路 |
| 一次電源 | AC200V 三相 98ｋVA |