装置概要
試料の均熱加熱と焼成時間の短縮に効果のあるロータリーキルンと、省エネ設計で加熱、温度降下にレスポンスの良い透明電気炉を組み合わせたラボ用の電気炉です。コンパクトに装置をまとめていますので、各種試験や研究開発に最適に御使用していただけます。
特長
- ロータリーキルンは炉心管を回転させながら加熱を行ないますので、粉体試料の均一焼成が出来ます。
- 試料の攪拌効果で焼成時間が短縮出来、消費電力を削減できます。
- 試料投入側と取り出しを自動化すれば作業工程の簡略化に貢献します。
- 焼成条件(温度、滞留時間、流動性等)を見つけることが出来、連続式量産炉に反映できます。
- 電気炉はヒーターからの熱線を95%以上反射するゴールドミラーによって遮熱、保温をしています。
- 保温材の熱容量が従来のものに比べはるかに小さく、加熱や下降温特性に優れています。
- 金の薄膜ミラーにより、単一発熱体であっても長い均熱特性が容易に得られます。
- 炉内温度が650℃付近から、赤熱したヒーターの照明効果により炉内観察ができるようになります。
- 少量の試料を炉内観察しながら焼成することが出来ます
- 炉体と制御部が一体構造となっており、卓上で御使用いただけます
- 炉心管の両端を閉じることにより簡易雰囲気仕様にすることが出来、各種雰囲気での実験が容易に出来ます。
オプション
装置仕様 RK-0330 | |
本体寸法 | W750×H570×D400mm (カバー含む) |
最高温度 | 900℃ |
炉心管寸法 | φ36×φ32×L700mm (透明石英製) |
発熱体 | シース金属ヒーター |
発熱体容量 | 1.43kW |
回転数 | 1~10 rpm 連続可変 |
制御方式 | PID連続制御方式 |
一次電源 | AC200V 1φ 50/60Hz 2.8kVA |
装置重量 | 約 45kg |
標準付属品 | 炉心管1本 インナーケース 1個 |