装置概要
簡単な操作でサンプルだけを超高温急速加熱と急速冷却が行え、また真空、ガス雰囲気、大気中での高温観察も出来る集光加熱式電気炉です。
(特許申請中)
特長
- 超高温までの急速加熱と急速冷却が出来ます
炉体内部は金メッキの鏡面仕上げ しかも気密構造 真空から大気、各種雰囲気に対応 - クリーンな雰囲気での加熱が出来ます
炉内にパーティクルの発生する断熱材等は存在しません - 高温での試料観察が出来ます
1500℃を超える領域でもワークの高温挙動を観察 - リアルタイム温度制御が出来ます
ワークの温度を捕えて 温度制御にフィードバック 実体温度制御(PV値=試料温度) - 省エネ、省スペースです
机上にセット、余分なスペースは不要です
オプション
- 雰囲気調整ユニット
真空排気、ガス置換、ガスフローが簡単に行えます - 高温観察ユニット(×20倍~用途により×850)
高温観察用のズームレンズとステージのセット - 専用温度制御ユニット
プログラム調節器によるPID連続制御方式 - 専用アプリケーションソフト
ビデオカメラで捉えた高温画像と温度・時間を同時収録できます。
温度制御ユニット
- コンパクト設計
- プログラム調節器とサイリスタによる電流フィードバック型PID連続制御方式
- 自動、手動運転の切替付
- 専用警報回路内蔵
主な用途
高速熱処理 | 各種金属材料の高速熱処理、熱サイクル、熱衝撃試験 |
高温観察 | 高温その場観察、高温挙動、反応観察 接触角、濡れ性測定、 |
高温観察ユニットのラインアップ(オプション)
1300℃/17分 約50倍の高温観察動画
<動画埋め込み:工事中>
溶岩の溶融状況 ”その場観察”
(1200℃:14分付近から溶融が始まります)
スーパーイメージ炉 仕様 | ||
型 式 | SVF-QP1-4 | SVF-QP2-6 |
最高到達温度 | 1700℃ | |
炉体構造 | 4楕円共有集光式管状炉 | |
使用雰囲気 * | 大気、真空(1200℃迄)、ガス雰囲気 | |
試料交換口 | 52×40mm | 100×44mm |
加熱長 | 110mm | 210mm |
均熱ゾーン | φ10~15mm×L35mm | φ10~15mm×L100mm |
使用ランプ | 1kW×4 | 1.5kW×4 |
冷却水 | 4L /min以上 | 6L /min以上 |
真空排気口 | 1/4 スエジロック(背面) | NW16 (側面:OP) |
熱電対気密口 | 試料交換口に 2箇所 | |
試料ホルダ * | 白金製 W10×L32×H4mm | 別途お打ち合わせ |
設備電源 | 1φ 200V 25A | 1φ 200V 35A |
温度制御方式 | プログラム調節器によるPID連続制御 手動/自動切換、電流計、各種スイッチ、安全回路 |
*真空、ガス雰囲気及び試料ホルダはオプションです