装置概要
年度測定において、従来の103~1011Poise(102~1010Pa.s)の範囲は、測定原理測定系が3方式にまたがり、したがって三種類もの装置を用いなければなりませんでした。その上、目的の温度-粘度特性曲線を得るために各測定結果をつなぎ合わせる煩わしさもありました。
本装置はこれらの問題を克服し、一つの装置として合理化を図ったものです。
(*参考文献 白石裕 他 日本金属学会誌 第60巻第2号 1996 184-191)
特長
- 粘度測定が昇温過程において、同一サンプルで連続的に行なえる。。
- 試料容積が少なくて済み、温度誤差が少ない。
- 自動測定が可能で、測定後すぐに表、グラフとしてプリントアウトできる。
粘度測定範囲
- (全体) 103~1011 poise
- (貫入法) 1011~109 poise
- (平行板測定法) 109~105 poise
- (円盤回転法) 105~103 poise
装置構成 寸法 | |
測定器・電気炉架台 | 寸法: W550×D570×H1260mm |
電気炉 | 形状: 縦型管状式二つ割開閉型 |
炉体寸法: φ450×H225mm | |
炉内寸法: φ80×H100mm | |
最高温度: 1500℃ | |
ヒター容量: 2.0kW | |
測定部 | 寸法: W570×D470×H1600mm |
トルクセンサー、デスク回転装置 | |
変位検出器: 差動トランス ±5mm | |
荷重検出器: ロードセル 1Kg | |
トルク検出器: トルクロードセル: 1Kg | |
荷重サーボ機構: ACサーボ 50W 0~1Kg | |
回転機構部: ACサーボモータ 50W、 0~150rpm | |
制御部 | 寸法: W570×D470×H1600mm |
シーケンサ: タッチパネルによる測定運転指示、及びモニター | |
温度プログラム調節計、SCR、トランス | |
測定冶具 | 変位・トルク検出ディスク、 回転トルク検出ディスク (白金ディスクはオプション) |
試料形状 | φ10×H5mm |
PCシステム | PC、A4プリンタ、測定運転・データ処理ソフト |
* この仕様は改良のため変更することがあります。
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