装置概要
マイクロ波による加熱は、従来の加熱法よりも選択的にエネルギーを伝達可能で、省エネルギー、高効率な加熱方法として知られています。また特定の反応においては、マイクロ波の特徴である、内部加熱、高速加熱、選択加熱から、より短時間で反応の促進が有効であり、機能的な反応法として注目されています。
この反応メカニズムや条件検討を行うためには、マイクロ波加熱時のin-situの測定技術が求められます。本装置は空洞共振器にラマン装置を組み合わせ、反応中の成分の変化をin-situで測定、追跡可能にしました。


弊社テストセンターにてデモ測定が可能です。
ご希望される際はこちらよりお問い合わせください。
特徴
・チューナーにてマイクロ波の調整を行い、サンプルに高効率にエネルギーを伝達可能
・サンプルの状態変化によるマイクロ波の吸収率変化も、入力、反射のパワーを随時モニターすることで追跡可能
・長作動距離レンズを用いて、共振器外側から高効率にラマンシグナルを測定
・短い測定サイクル(数秒~)で、詳細なin-situ反応分析が可能
仕様
本装置は株式会社ユニソクとの共同開発になります。装置のより詳細な情報はこちらから。